参道を歩く意味とその際のマナーについて

お寺を訪れて本堂にお参りする際には必ず歩く参道。そもそもなぜお寺の本堂は、参道を通って行く必要があるのでしょうか。

今回は参道を歩く意味とその際のマナーについてご紹介します。

参道とは?

参道とは?

参道とは、神社や寺院に参詣するための道のことです。基本的には、山門や鳥居をくぐって本堂・本殿までの道のことを言います。もっと広義になると、門前町やその周辺を指すこともあります。

また、参道=産道、つまりお産の時の産道を表しているという説もあります。

参道を歩く意味

お寺の本堂などは、敷地の奥まった場所にある場合が多いです。参道から少し距離がある場合も少なくありません。なぜそのような立地になっているかというと、お寺は祈りの場であると同時に瞑想の場であり、修行の場でもあるからなのです。神社の敷地に入ってから、本堂という聖域に至るまで、ゆっくりと歩くことで気持ちを切り替えることができます。

参道が与えてくれるのは、日常の喧騒から離れ、静かに自己と向き合う時間。そう思うと、参道を歩くことがもっと意味のある時間に思えてきませんか?

お寺の参道を歩く時のマナー

参道はすでにお寺の敷地内です。マナーを守ってきちんと参拝しましょう。また、お寺と神社でも少し違いますので注意してください。

山門の前で一礼し、女性は右足から、男性は左足から入る

山門は俗世と聖域の境界です。お参りをさせていただく敬意を評して一礼してから中に入りましょう。帽子をかぶっている場合は脱いでください。また、敷居は踏まずにまたぐのがマナーです。

参道の真ん中は避けて歩く

参道の中央は正中(せいちゅう)と呼ばれ、神様の通る道であると考えられています。各神社・寺院によって見解は分かれていますが、基本的に参道の真ん中は避けて通るようにしましょう。

気持ちを込めた参拝をすることが大切

気持ちを込めた参拝をすることが大切

参道マナーをしっかり把握し、適切な振る舞いをするのが望ましいですが、一番大切なのは参拝する気持ちです。

恐縮する必要はありませんが、厳かな気持ちを持って参拝しましょう。

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