核家族化が進み、「家」という仕組みが崩れつつある昨今、お墓を維持することが困難になっています。そのような背景から、無縁仏という言葉を耳にする機会も増えています。
無縁仏はどのような状態?
守る人や継承する人がいないお墓、そのお墓に祀られている故人を総じて「無縁仏」といいます。また、身寄りのない故人や、家族・親戚が引き取りを拒否した場合も無縁仏に該当します。
自分には家族がいるから、無縁仏は関係ないと思っていませんか?実は2015年度には、全国の政令市で亡くなった方の30人に1人が無縁仏として弔われています。このように、誰でも無縁仏になる可能性があるのです。
無縁仏になるとどうなる?
無縁仏になると、お墓は長い間手入れがされず、雑草が生い茂り、荒れた状態になります。霊園によっては、一箇所にまとめて管理するところもあります。
お墓が管理されていないと、先祖や亡き人は忘れ去られた存在となっていることになり、亡き人を偲びつつ、(遺された遺族が)如来のみ教えに遇い、迷いに目覚め、苦から解放されるチャンスを失します。亡き人は、仏として拝まれることを待ち望んでおられるに違いありません。
家族やご先祖様を無縁仏にしないために
家族やご先祖様を無縁仏にしないためには、合葬墓や永代供養墓を検討することも一つの方法です。
合葬墓や永代供養墓の場合、縁者に代わってお寺・霊園が墓地の管理、儀式などを執り行います。他の人と同じお墓に入ることにはなりますが、様々な事情からお墓の継承や管理が難しいときも、故人が成仏できる環境を整えて供養できます。
少子高齢化で子どものいない世帯も増え、定期的なお参りやお墓の管理といった慣習が廃れつつある昨今。無縁仏は他人事ではありません。元気なうちにお墓の将来についても考えておきましょう。宮城県の願立寺では、合葬墓の利用についてのご相談も承っております。
宮城県で合葬墓の利用をお考えなら願立寺にお問い合わせください。宮城県宮城郡松島町で、葬儀・法事などの儀式や法名授与、納骨・供養などに関するお悩みに対応しております。一人ひとりの心に寄り添いながら支援いたしますので、安心してご相談ください。
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宗派 | 真宗大谷派 |
代表者 | 住職 磯崎 正信 |
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